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【実用】VLOOKUP×MATCHで抽出ツールを作ってみた

投稿日:2020年11月23日 更新日:


こんにちは、はちです。

VLOOKUPでデータの抽出を行うとき、「列番号を自由に変更できたらいいのになぁ~」と思ったことはありませんか。

VLOOKUPでは、抽出したい項目が入力されている列の番号を指定しなければなりませんが、後からデータの並び順を変えたいとき、いちいち列番号を修正するのは面倒ですよね。

そんなとき便利なのがMATCH関数。
今回はさらにプルダウンも組み合わせて、列番号を自由に変更できる抽出ツールを作成してみました。

プルダウンリストから選択した項目(列番号)で、対象(検索値)のデータを抽出できます。

さっそく作っていきましょう!

1.VLOOKUP関数の使い方
2.MATCH関数の使い方
3.プルダウンの作り方
4.組み合わせて抽出ツールを作ろう
5.おまけ エラー時の表示

1.VLOOKUP関数の使い方

数式は

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)

検索値:検索する値(商品IDや社員番号など)
範囲:検索するデータが入力されているセル範囲
※検索値が入力されている列が左端になるように、範囲を設定しましょう
列番号:抽出したいデータが入力されている列
※参照範囲の左から何番目か
検索方法:FALSE(完全一致)、TRUE(近似一致)
※用途によりますが、ここではFALSEを使用します

使ってみるとこんな感じです

2.MATCH関数の使い方

数式は

=MATCH(検査値,検査範囲,照合の種類)

検査値:検索する値。項目名など。
検査範囲:検索するセルの範囲。項目名が入力されている行、列。
照合の種類:1(検査値以下の最大値)、0(完全一致)、-1(検査値以上の最小値)
※用途によりますが、ここでは0を使用します

使ってみるとこんな感じです

3.プルダウンの作り方

4.組み合わせて抽出ツールを作ろう!

前項「4.プルダウンの作り方」の手順で、抽出項目(図のB3セル)にプルダウンを設定。
次に、抽出結果を表示したいセルに数式を入力していきます。

VLOOKUPで検索値、範囲を設定

VLOOKUPの列番号をMATCHで置き換え

VLOOKUPの検索方法を設定

完成!おつかれさまでした(^^)

5.おまけ エラー時の表示

参照範囲内で検索値のデータが見つからない場合、「#N/A」と表示されます。

見栄えがあまり良くないですよね。
そんなときは、先程作成した数式にIFERRORを追加しましょう。

=IFERROR(作った数式,エラーの場合の値)

エラーの場合の値を

  • 空白にしたいなら「””」
  • 文字列にしたいなら「”任意の文字列を入れてね”」
  • 0にしたいなら「0」
  • 文字列で入力するとこんな感じ。

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